平郡東地区には、「島の学園」というグループホームがあります。入居されている方によく道でお会いし伺いたいと思っていたのですが、先日願いが叶い見学に行ってきました!
今、学園で暮らしている方は5名。食事、入浴、洗濯、掃除が主な活動で、それ以外は基本的には自由に過ごされているそうです。
島の学園は、平郡島出身の施設代表が開いたグループホームです。もともとは平郡から島外へ進学し、単身赴任で全国各地をまわり充実した生活を送られていたそうですが、平郡でご家族を支えていたお母様のけがをきっかけに、知的障害を持つお兄様とご両親を陸と島を行き来しながら支えるようになったそうです。その後、お兄様、当時施設にいた二人のごきょうだいと暮らすことを考え島に戻り、自宅を改築して島の方も含めたグループホームとなったそうです。
学園で過ごしている皆さんは、それぞれテレビを観たり、散歩を楽しんだりされているようです。
また、島の新聞配達を担当されている方もいらっしゃり集落で私もよくお会いします。
毎日のドライブも楽しみにされているとのことで、見学に伺ったこの日、協力隊もご一緒させていただきました。職員さんの運転のもと、西地区との道を行き来しながら、皆さんの楽しみにされていることや好きなキャラクターなどの話題で盛り上がりました。
ちなみに、帰りの車の中では入居されている方のお気に入りの曲がかかってノリノリで歌われていました!
職員さんにお聞きすると、この毎日のドライブが皆さんの安心につながっているそうです。
また、職員さんに業務についても聞かせていただきました。
島の学園は24時間体制のグループホームで朝、昼、夜番となっており、毎日の食事づくりは職員さんの大きな仕事とのこと。平郡の野菜や学園代表が釣った魚、生協や店舗での購入などを組み合わせてその日のメニューを決め作っているそうです。
クリスマス会やお花見もあり、この日も入居されている皆さんがクリスマス会でのお話をとても楽しそうに教えてくださいました!
代表にお聞きすると、学園で過ごすようになったことで、皆さんの自由度がふえ職員さんがお一人一人にかかわれるようになった結果、よい変化もあったとのお話を聞きました。
協力隊もこの日一緒に過ごさせていただき、皆さんのパワフルさに影響され元気になって帰りました。そして、島の学園が皆さんにとって安心できる家なのだなということを感じました。
「またね」と手を振っていただけたことがとてもうれしく、また遊びに行かせていただきたいと思います。
島の学園の皆様、どうもありがとうございました!
地域おこし協力隊 田中
平郡では「豆茶」というお茶が飲まれています。
豆茶は島の皆様には長く親しまれてきたお茶だそうで、私も島に来てからいろいろなところでいただいたいたのですが、今回、その豆茶の製造現場にお邪魔させていただけるということで見学に行ってまいりました。
こちらでは、朝から豆茶をつくり始めておられました。
平郡では豆茶と呼ばれていますが、ほかの地域ではハブ茶といった名前で飲まれているそうです。
また、豆茶の豆はエビスグサという植物の種子が原料となっていて別名「決明子(けつめいし)」というそうです。
そして、この豆はとても生命力が強く、豆が落ちたところは2年もすると草が茂って大変なことになるとのお話が…
なったさやのような部分から豆を取り出し、その豆を煎って豆茶をつくっていきます。
こちらが実際の豆茶製造の現場です。七輪の上にほうらく(ほうろく)という皿を置き、そこに豆を入れて煎っていきます。
この写真のほうらく皿はとても長く使われてきたもので、今ではなかなか見られないそうです。
そして、こちらでは豆茶を煎るときに備長炭を使っているとのこと。じっくりと焙煎することができるそうです。
煎る前の豆はつやつやしていますが、煎り始めると水分が飛んで色が変わっていきます。
その後、ぱちぱちと音を立てながら弾け始め、香ばしい香りを立てながら少しずつ色が濃くなっていきます。少し焦げた豆が出てくるのも、風味が出てよいアクセントになるそうです。煎るイメージはポップコーンのような感じだそう。
香ばしい香りがさらに変化し、ぱちぱちと弾ける音が落ち着いてきたら出来上がりの合図。
私も豆を煎らせていただきましたが、豆を火からあげるタイミングが難しいです。これがわかるようになるには、繰り返して煎るのみ!とのことでした。
煎った豆をほうらく皿から平らな入れ物に移し、熱が取れたらざるで細かい粉をおとして完成です。
いりたての豆茶をいただきましたが、やはり香ばしくてほっとする味でした。煮出してから時間をおいた豆茶は香りが増してさらにおいしくなるそうです。2杯目もいただきましたが、確かによい香りなのです。
ほうじ茶にも似ていますがもう少しまろやかで、これはやはり飲んでみないとわかりません!
午後も煎り作業は続き、この日の製造は完了とのことでした。
豆茶は味はもちろん豆を煎るのもほっと落ち着く楽しい時間でした。
豆茶煎りに参加させていただいた島の皆様、ありがとうございました。
平郡島の豆茶は現地で飲めるほかお土産にもなっています。ぜひ味わってみてください。
地域おこし協力隊 田中
平郡のお地蔵さまはいつもかわいく着飾っておられるので、集落を歩くたびに気になっていました。島の方にお聞きしたところ、このお召し物をご準備されている方がいるとのこと。
あらためて東地区のお地蔵様めぐりをしてみました。
こちらは羽仁地区、石原の旧郵便局近くにいらっしゃるお地蔵様です。祠は新しくなっています。
こちらは海蔵院のお地蔵様。帽子姿が印象的です。
こちらは下久保のお地蔵様。よく見ると不思議な向きに座っています。
こちらは上久保のお地蔵様。洋風のお召し物です。
ちなみに昔は、座りがいいようにという意味で、お地蔵様を結婚式で座布団に置くことがあったそうです。
重さがあるお地蔵様を運ぶのはとても力が要っただろうな…など当時の様子を思いました。
また、お墓には六地蔵様もいらっしゃいます。
お地蔵様の表情もそれぞれで、とてもよいお顔をされています。ぜひご注目ください。
地域おこし協力隊 田中
2025年の年末から、平郡では、お祭りが行われたり、いろいろな場所でお餅がつくられたり、除夜の鐘が響きわたり…帰省されるご親戚、ご家族の方々の姿も見られ、島はいつもとまた違った雰囲気となりました。
そんな年末年始の様子、一部ですがご紹介したいと思います。
まずは西地区。重道八幡宮での門松づくりの様子です。
西地区の皆様が重道八幡宮の敷地内にある竹や南天の枝を切り、松や葉ボタンなどと合わせて飾りつけをされていました。
続いても西地区から。しめ縄は蛇をあらわしており右側が頭、左側がしっぽ、そして垂れているわらは右から七本・五本・三本になっているという話を島の方から教えていただきました。
続いて、東地区。
年末、浄光寺にて除夜の鐘をつかせていただきました。
若い方々の姿も多く見られ、島の方より配られた焼き芋に皆さん喜ばれていました。
浄光寺では年明けに法要も行われ、協力隊も島の皆様にまじって貴重なお話を聞くことができました。
こちらは、お正月の五十谷海水浴場の様子です。
天使の梯子と呼ばれる風景に出会うことができました。
見ていてありがたい気持ちになりました。
港の船にも松飾りが。
初詣の様子がお伝えできませんでしたが、こちらもご家族で参拝される方々の姿が見られました。
ご家族やお仲間同士で再会を楽しまれる場面に数多く出会い、とても和やかな気持ちになる平郡のお正月となりました。
地域おこし協力隊 田中
皆様、あけましておめでとうございます。
2026年が始まりましたね!
昨年は、平郡の皆様に見守っていただきながら地域おこし協力隊として活動が始まったとても大きな1年でした。
あらためて感謝を申し上げます。
本年のご挨拶に、初日の出の様子をお伝えします!
元旦、登山メンバーに加わり大嶽に登りました。
先輩方に先導いただきながら、けわしい道を進んでいきます。
暗い中から登り始め、到着したのは朝の7時過ぎ。たどり着いた大嶽頂上にはとてもとても広い景色が広がっていました。
少しずつ太陽が姿をあらわし、ついに初日の出です!
「なぜか何回も行きたくなる場所」と先輩登山メンバーが言っていた言葉がよくわかる瞬間でした。
本年もいろいろな形で平郡島の暮らしをたくさんの方にお伝えできればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
皆様にとって幸多き一年になりますように。
地域おこし協力隊 田中
皆様、改めましてこんにちは。
本年12月1日より平郡島地域おこし協力隊としてお世話になっております田中望(たなか のぞみ)と申します。
今月よりブログを書かせていただいております。
ご挨拶がすっかり遅くなってしまいましたが、自己紹介をさせてください。
東京都練馬区から来ました。40歳です。
以前より山口県にルーツを持つ知り合いが多く、山口県に住みたいと思ったことがきっかけで初めて平郡島を訪れたのが9月。
島のゆったりとした空気、自然、島の方々に出会って、この場所にまた来たいという思いが強くなり平郡島にやって来ました。高齢者福祉にかかわる仕事にかかわってきたため、そういった経験でも役に立てたらよいなという思いがあります。
島に来てまだ1か月ほどですが、平郡の自然に囲まれ、島の皆様の温かさや笑顔にたくさん出会いながら毎日過ごしています。これから平郡島のことをたくさん知って、島の元気や皆様の安心につながるよう活動していければと思っています。
今は、平郡島をまわって勉強しながら、ホームページで島の暮らしをお伝えしています。地域の方々、これからお会いするたくさんの方々と一緒に島のことを考え、取り組んでいきます。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
地域おこし協力隊 田中 望
先日、島の方のミカン畑に同行させていただきました!
収穫に夢中になり写真のご紹介が少なくなりますが…その時の様子をご報告いたします。
集落からはなかなか見えませんが、みかん畑は実は山の上のほうにあります。
細い坂道を軽トラで上がって行きます。近年はイノシシの被害も多いということで道の途中には捕獲用のおりも見られました。
みかん畑に到着です!
こんなふうにみかん畑が広がっているのかと、とても感動しました。日がよく当たり、海が広く見渡せます。
そして、いよいよみかんの収穫作業。
みかん同士がぶつかって傷つかないよう、へたの先が残らないように注意しながらハサミで切っていきます。収穫したみかんは肩から掛けた専用袋に入れていきます。
その場で一ついただいたのですが、採りたてのみかんはより水気がありました!
大きさはさまざまありますが、小さいものはより甘みが強いそうです。
1時間ほど参加させていただき、収穫量はコンテナ5個ほど。
コンテナに積まれたみかんたちは専用モノレールに載ってトラックまで運ばれます。
モノレールが動くところがまたかっこいい!
トラックで道を走る際にも、いろいろなところでみかんや柑橘類に出会いましたが、
今、平郡島には20種類以上の柑橘類があるとお聞きし、その種類の多さに驚きました。
収穫時期も今採れるもの、2月に採れるもの…などそれぞれだそうです。
島の方々、たくさんの方が楽しみにされているミカンの収穫を通じて、また1つ平郡の文化に触れることができました。
これからもいろいろな季節を通して平郡のみかんについて知っていきたいと思います。
地域おこし協力隊 田中
平郡島の山は迫力があるなといつも思いながら眺めていました。
今は緑に囲まれていますが、よく見てみてください。
山にわずかにぼこぼこと横線が見えませんでしょうか?
昔は段々畑が上のほうまで広がっていたそうです。
こちらは大正14年8月の平郡東地区の写真。
島の方から「すごかったんだよ」とお話を聞いてはいましたが、こんな風景が広がっていたのですね。
ここに特産のさつまいもやみかんなどがつくられていたのかな?などいろいろな想像がわいて、また平郡の歴史を感じることができました。
今はちょうどみかんの収穫時期。みかんを手に持っている方に多く会います。
私もおすそ分けをいただきました!
また当時のお話をお聞きしていければいいなと思います。
地域おこし協力隊 田中
皆様、この花をご存じでしょうか?
つわぶきの花です。
平郡ではいろいろな場所で見られるつわぶき、そしてみかんの黄色が平郡の「冬の色」なのだそうです!
みかんの写真はこの日撮れませんでしたが、私も島の方からいただきとても甘くておいしかったです。
ちなみに、つわぶきの春先の若い茎は食べられるそう。
教えてくださったのは島の案内人さんです。
実は平郡ではほかにもたくさんの山菜が見られるとのお話が…気になります。
これから、島の方々に教えていただきながら平郡のいろいろな顔を発見していきます!
次回はどんな風景に出会えるでしょうか?
地域おこし協力隊 田中