THE HISTORIC PLACES OF EASTSIDE平郡東の名所・旧跡

島のレジャーの定番、海水浴が唯一楽しめるのが平郡東地区の五十谷海水浴場。干潮時には三島をぐるりと散歩することもできます。足に自信がある方は大嶽登山や西地区まで延びる平郡往還を歩いてみるのもおすすめです。

3つの小島が連なる絶景

五十谷三島

平郡島の南東端にあり、五十谷海水浴場の延長線上に3つの小島が連なります。
白い砂浜と生い茂る樹木の深緑、真っ青な海のコントラストが鮮やかで、平郡島随一の名風景です。
潮が引くと三島の先にある三嶋大明神まで歩いて渡ることができます。
海水浴場はシャワー・トイレ施設があり、キャンプも楽しめます。
県視学に従事した来栖守衛氏がこの地に訪れて詠んだ一詩を紹介します。

茫々万里碧洋浜 一帯巨巖自絶壁  顧望徘徊独空間 奔斯奇巧果何神

アクセス: 平郡東港より徒歩45分

標高271mにある巨大な一枚岩

大嶽

大滝山にそびえる、あたかも人の立った姿のように見える立岩です。しま山100選にも選ばれています。
港から約1時間の頂上からは、東に東集落や屋代島(周防大島)、遠く愛媛、広島が、西に佐田岬、晴れた日には、はるか遠くに九州連峰を望め、その間を縫うように数々の船舶や漁船が走る光景は、見るものを飽きさせません。
「千畳敷」と呼ばれる広い洞窟があると言われており、戦時中には海軍の施設が設置されていました。
かつて岩屋権現を奉祀した場所や、一番エゴ(穴)ゴットンエゴもあります。

アクセス : 平郡東港より徒歩1時間

  • 駆逐艦「梨」慰霊碑
    3駆逐艦「梨」慰霊碑

    1945(昭和20)年7月28日、平郡島沖の海戦で敵機延べ150機の攻撃を受けて撃沈。多数の戦死者が出ました。戦後引き上げられ護衛艦「わかば」として蘇りました。


    アクセス:平郡東港より徒歩約1時間

  • 真倶様
    4真倶様

    2基の石神をご神体とする祠です。 一体は熊野神の新宮明神、もう一体は、海賊襲来の際戦って、犠牲になった鈴木又五郎真倶を祀ったものだと言われています。


    アクセス:平郡東港より徒歩約3分

  • 役行者像
    5役行者(えんのぎょうじゃ)像

    藤井宅敷地内のお堂に安置される、眼病にご利益があるとされる像です。1617(元和3)年、庄屋・鈴木家より輿入れした際に持参したと伝えられています。


    アクセス:平郡東港より徒歩約12分

  • 石仏
    6石仏(いしぼとけ)

    河童のような生き物「猿猴」が人の通行を妨げるのを防ぐために置かれました。 当初は鉄製でしたが、腐って再び妨害が始まったため、石碑に替わりました。


    アクセス:平郡東港より徒歩約5分

  • 詩人・宗野真幌の旧家
    7詩人・宗野真幌(むねのまほろ)の旧家

    宗野真幌(本名、宗野徳尾、1905~1986)はハワイに生まれ、平郡島に帰国すると、農業をしながら詩を書き、島で一生を過ごしました。『山口県詩選』『こだま』『駱駝』など、数々の詩誌に作品を発表。その作風は、実に自由奔放でした。また、島に暮らしながら、島のことを書かない不思議な詩人と評されました。島にあっては、島民から「とくにぃ」と呼ばれ、親しまれたそうです。
    (「やまぐちの文学者たち80人」たむらのぶゆき氏の記述より)


    アクセス:平郡東港より徒歩約5分

CULTURAL PROPERTY平郡東の文化財

  • 木造薬師如来坐像
    8木造薬師如来坐像 一躯

    平郡東浦の浄光寺薬師堂に安置されている面相豊かな座像で、作者は春日亭と伝えられていますが定かではありません。檜材の寄木造で、像高89cm、膝張72cm、螺髪彫出、肉髻珠、白毫には水晶が嵌入されています。
    流麗な衣文は平安時代後期の藤原仏の特色を表していますが、造作は鎌倉時代と思われます。
    地元民の信仰が厚く、貞享年中(1684~88)及び享保年中(1716~36)、さらに明治以降も二度にわたり修理が行われたため、造顕当初の象容が損なわれていましたが、専門家の手で完全に復元されました。
    平郡村庄屋鈴木家の記録によれば、「文治元年伊予の国より薬師坊主迎ふる」とあり、また寺伝にも同様の記録があることから、文治元年(1185)、伊予の大山寺から薬師坊主を迎え、一堂を設けたものと考えられます。
    浄光寺は、江戸初期、神代兵庫の子が出家して真宗の一寺を興したものですが、はじめ無住の竜福寺薬師堂に住していた因縁で、その本尊を守護したもののようです。

    県指定有形文化財 昭和41年6月10日指定
    柳井市平郡2006 浄光寺
    アクセス : 平郡東港より徒歩3分

  • 海蔵院の大ソテツ
    9海蔵院の大ソテツ 一株

    本堂の前、山門と鐘楼の中間に、一本の大きなソテツの雄株があります。黒潮にのって流れ着いたものを拾って植えたと言い伝えられていますが樹齢は不明です。
    地上96センチメートル・幹囲は196cm、根回りは約300cm、地上100cmあたりから4つの枝が出ており、枝張りは東約140cm、西約80cm、南約130cm、北約180cm。主幹の高さは、553cm。
    多数の分枝がありますが、特に人工を加えた形跡は認められません。このソテツの場所は土盛りされたもので、幹が約180cm埋まっているといいます。
    このように主幹が著しく大きく、かつ、まっすぐなのは珍しいです。

    市指定有形文化財 昭和54年3月31日指定
    柳井市平郡1600 海蔵院
    アクセス : 平郡東港より徒歩12分

SHRINES AND TEMPLES平郡東の神社仏閣

  • 海童神社
    10海童(わだつみ)神社

    海の神様を祀る羽仁地区の氏神様です。ご祭神は豊玉姫命、海童神。狛犬は北海道岩見沢移住者が寄進したものです。

    柳井市平郡1255
    アクセス:平郡東港より徒歩約17分

  • 8浄光寺

    平郡東にある浄土真宗の寺院です。寺伝によると天文年中(1532~1554)に信者の神代兵庫という人が真宗を広めたのが始まりとされています。この寺の薬師如来像は山口県有形文化財に指定されています。

    柳井市平郡2006
    アクセス:平郡東港より徒歩約3分

  • 海蔵院
    9海蔵院

    14世紀前半、河野浄空が平郡西に創建、一時寺運が途絶えたものの、17世紀半ばに閑鴎守沢が曹洞宗として再興しました。
    明治4年(1871)の寺院整理によって合併した、平郡東の浄土宗円福寺と平郡西の寿現寺が廃寺した際、円福寺の旧堂のあった現在の場所に引寺しました。

    柳井市平郡1600
    アクセス:平郡東港より徒歩約12分

  • 早田八幡宮
    11早田八幡宮

    平郡東の氏神で、寺社由来には、伊予国に宇和の早田八幡宮を勧請したとされていますが、平郡東鈴木家家系図には文治元年(1185)、鈴木三郎帯刀仲光が移住に際して紀伊国早田から勧請したものとされています。

    柳井市平郡2085
    アクセス:平郡西港より徒歩約5分