平郡島

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瀬戸の花嫁 2022/02/28 (2017/03/14初出)

漁師卜部さん

家族構成: 隆元さん(平郡島出身)・悠子さん(岩国出身)・海那人(みなと)くん

※ この記事は2017年、アメーバブログ「物語が始まる島 平郡島」に投稿した記事を再編集したものです。

島生活の始まり

平郡出身の隆元さんと出逢い、初めて島での生活をすることになった悠子さん。
来島する前はどのような心境だったのか聞いてみたところ、「実をいうと、特にこれといった不安はありませんでした。住めば都といいますし、どうにかなると考えていました」とのこと。
島生活を始めた卜部夫婦。
6LDKで庭付きの住宅を本土の物件と比べると格安で購入し、トイレを水洗化し、風呂・台所をオール電化にして生活の基盤を整えました。島民の方も皆暖かく迎えてくださったそうです。
外を出歩いた際には、見かけた方々が「みかん食べていかない?」とか、色々声を掛けてくれ、悠子さん自身も、手作りパンやケーキを持っていって遊んだりしているうちに仲良しが増えていきました。「披露宴を島で行ったのも大きかった。一軒一軒招待状を配って回ったおかげで、どの家にどのような人がいるのかわかったし、自分自身を知ってもらうこともできた」と悠子さん。

島の食事編

島の生活で慣れないと大変なのが食材調達。日々の食事作りはどうなのか聞いてみたところ、
「これが作りたいからこの食材を買う、ではなく、今ある食材を使って何を作ろうか?と考えるようになった。不便に思えるかもしれませんが、今はもうすっかり慣れました。」と悠子さん 。
隆元さんは「本土と違って、ほしいものがすぐに手に入るとは限らないから、本当にほしいものは前もって手に入れておいたほうがいいよ。」とアドバイスをしていたそうです。
実際に生活が始まってみると、ホームベーカリーを使ってパンを焼き、近所から頂く季節毎の沢山の野菜をうまく使い切ったりと、やりくり上手の悠子さんに隆元さんは「非常に助かっている!」と感謝しきりでした。

 食材としては、隆元さんが漁師なので新鮮な海産物は当然のこと、他にも自宅の庭を使って野菜作りにも挑戦(オクラ、ピーマン、トマト等々)。また、近所の方々から野菜をいただいたり(きゅうり、大根、白菜など)、採れたタコを送ってあげたお返しに大量のお米を頂くこともあるそうです。
肉や調味料、日用品などの島で買えない食材は、生協の宅配サービスを週1回程度利用して購入。
「やはり、本土と違ってコンビニやレストランといった外食をする場所がないから、食費は安く抑えられます。四人で月に2~3万ぐらい」とのこと。
朝、昼、夜と、三食とも家族そろって食べているそうです。

 ある1日の食事例
朝:パンケーキ、ソーセージ、豆乳スープ
昼:ご近所さんからもらったネギを使ってネギ焼ラーメン
夜:別のご近所さんからもらった白菜とひき肉のあんかけ 
※取材中「漁協の人にもらった」という小豆を使った、手作りの美味しいおしるこをご馳走になりました!

島のすごし方

 結婚するときに隆元さんからは「島の生活は暇だから趣味がないと時間を持て余すよ」と心配されていた悠子さん。実際、結婚前までの趣味だったカラオケ、ショッピング、カフェでお茶、ドライブはなかなか島で楽しむことはできません。 
その代わりになったのが、 農協で声かけてもらって始めた運動クラブや婦人会の活動、 趣味になったパン作りやお菓子作り、 卓球、バレー、バトミントンを毎週1、2回。 
体育館に「島の若手(20代~60代)」が集まって汗を流します。 

 仲良くなったおばさまに連れって行ってもらい、「うに」採り。
 丁度島に遊びに来てくれていた両親に採りたての新鮮なうにを食べてもらったこともあるそうです。 

 海那人くんが生まれてからは育児に追われ、 運動クラブはまだ再開できていません。
本土の友達からは、「ママ友いないし、児童館もないから時間を持て余さない?」と心配され、確かに、雨の日は外に出かけることができないのでしんどい、とのこと。
でも晴れた日の海那人くんとの散歩はとても贅沢だと感じているそうです。
ゴミゴミしていなくて、四季折々に自然が豊かで人との距離も近い。
きれいな海を見ながらゆったり過ごす時間は、「バカンスを楽しみたい人にもオススメ」とのことです。 

卜部さん、インタビューに応じていただきありがとうございました。