全国トップレベルの日照時間、温暖な気候を生かし、柑橘類の生産を行っています。
かつて盛んに栽培されたサツマイモ栽培にも本格的に着手し、焼酎やアイスクリームの原料として出荷しています。
耕作放棄地の対策として、牛の放牧も始めました。山口県が推奨している放牧は、耕作放棄地の維持とともに、近年被害が深刻化している野生動物による被害対策にも成果を上げています。なお、農地を荒らす害獣対策の一環で、猪を捕獲し食べている島民もいます。
高齢化が進む平郡島で最も必要とされているのが、高齢者のサポートを行う業種です。
デイサービスや買い物代行などの便利業、配食サービスなどのスタッフが求められています。
働き手の高齢化に伴い、年々増加する休耕地の活用も急務になっています。
水源が乏しい島において、水を大量に必要とする作物の栽培は難しいですが、日照時間が長く水はけのよい土壌に適した作物として、古くから柑橘類やサツマイモの栽培が盛んでした。現在は、この作物と豊富な水産資源を活用する6次産業化に積極的に取り組んでいます。
日当たりと水はけのよい土壌で育つ作物の栽培、休耕地を活用した畜産、瀬戸内海の豊富な魚種と海草の出荷、加工が主な事業です。
今後は新しい商品開発にも力を入れていくため、行動力と企画力がある働き手が求められています。
釣りや観光のお客様をおもてなしする旅飲業、島の生活を支える物資の販売が主でしたが、島民の高齢化に伴い、デイサービス、買い物代行、配食など、高齢者の暮らしをサポートする仕事も欠かせないものになっています。
また、島の自然を活用するエコツアーやワークショップなどの企画・開発も急務です。